BLOG
ケミストブログ

インフルエンザについて

 

 

こんにちは。いつもブログを読んでくださりありがとうございます。

 

皆さん、最近の体調はいかがでしょうか?
今年は夏の暑さが長引いたかと思えば、一気にぐっと冷え込んできましたね。
この急な気温差で体調を崩された方も多かったように感じます。
そして、インフルエンザの流行も9月ごろから早くも始まりました。

 

 

今日は、改めてインフルエンザについて分かりやすくお話しします。

インフルエンザの原因は インフルエンザウイルス というウイルスです。
とても小さくて、直径はなんと“1万分の1mm(100nm)ほど”。
ウイルスは A・B・C・D 型の4つに分けられますが、実際に大きな流行につながるのは A型とB型 です。
特に、過去に世界で大流行したのはA型なんです。

 

 

 

インフルエンザウイルスの表面には、
「ヘマグルチニン(HA)」と「ノイラミニダーゼ(NA)」という2つのタンパク質がくっついています。

HA:ウイルスが細胞にくっついて細胞内へ侵入する
NA:増えたウイルスが細胞から離れるのを助ける

 

A型はHAが16種類、NAが9種類報告されています。
例えば H1N1 というのは「HAが1、NAが1のタイプ」という意味です。
B型はHA・NAともに1種類とシンプルです。

 

タミフル、リレンザ、イナビルなどの NA阻害薬 は、
ウイルスが細胞から離れて感染が広がるのを防ぐ薬です。
インフルエンザは発症から48時間以内に使うお薬になりますので高熱や強いだるさがある場合は、無理をせず受診してくださいね。

 

 

インフルエンザは、高齢の方や小さなお子さん、持病のある方は重症化しやすいため注意が必要です。

毎日の生活の中でできる予防を続けて、しっかり身を守りましょう。

 

【日ごろからできるインフルエンザ予防】
・こまめに手を洗う
・バランスの良い食事と十分な睡眠
・インフルエンザワクチンの接種
・定期的な換気
・湿度(50~60%)を保つ

 

(参考)
厚生労働省HP「インフルエンザ」
政府広報オンラインHP (https://www.gov-online.go.jp/)

 

ケミストムトウ薬局 大幸店(2025年11月)

この記事を見た人はこんな記事を読んでいます