冬至にかぼちゃを食べて、柚子湯に入る理由って?

12月に入り一気に空気が冷たくなってきましたね。
1年の中で最も昼が短くなる「冬至」もすぐそこ。
2025年の冬至は12月22日(月)です。
昔から日本では、この日になるとかぼちゃを食べたり柚子湯に入ったりする習慣があります。
なぜ「冬至」=かぼちゃ&柚子湯と言われているのでしょうか。
かぼちゃは「運気」と「栄養」を取り込む食べ物

冬至にかぼちゃを食べるのは、運盛りといって縁起を担ぐ意味がありました。
また、
かぼちゃには
・βカロテン:抗酸化、粘膜保護
・ビタミンE:血行促進、抗酸化
・ビタミンC:免疫サポート
・ビタミンB群:代謝サポート
・食物繊維:腸内環境改善
など、冬の体を支えてくれる栄養がたっぷり。
寒さで風邪をひきやすい時期だからこそ、先人の知恵はすごいなと感じます。
柚子湯には「邪気払い」と「健康祈願」の意味が
冬至といえばもうひとつ、柚子湯。
さわやかな香りに包まれてお風呂に入るだけで幸せですが、
実はこれも昔は邪気払いの意味や健康祈願を願う風習として行われていました。

柚子の成分には
・ヘスペリジン:血行促進
・リモネン:血行促進、皮膚のバリア機能サポート
・シトラール:リラックス作用
・ビタミンC:肌の健康をサポート
などの作用があって、まさに冬にぴったりですね。
新年を元気に迎えるために
忙しくてバタバタしがちな年末だからこそ、少し立ち止まって、体を労わる時間をつくりたいものです。
冬至の日にはかぼちゃで栄養を補い、ゆっくり柚子湯に浸かって、心と体をぽかぽかと温めてあげましょう。
小さな季節の習慣を大切にしながら、心地よい年末をお過ごしください。

(参考)
冬至とは? 2025年はいつ? ゆず湯の由来・かぼちゃを食べる意味 [暮らしの歳時記] All About
ケミストムトウ薬局 八熊店(2025年12月)








