湿布薬は正しく使おう!ケトプロフェンと光線過敏症
こんにちは、八熊店のKです♪
最近は暑くなったり涼しくなったりと、気温や天気の変動が激しくて、着るものに困っている方、多いのではないでしょうか?
そんな時に頼りになるのが天気予報、そして併せて注目したいのが、紫外線量です。
実は気温が高くなる夏場だけでなく、梅雨時からも紫外線を意識しておいた方がいいのです。
特に「モーラステープ」や「モーラスパップ」など、ケトプロフェンという成分の湿布や塗り薬などを使用している方は、意識する必要があります。
みなさんは、「光線過敏症」を知っていますか?
少し前にSNSやネットニュースなどで話題に上がったので、目にする機会があったかもしれません。
そこで話題になった人は、モーラステープを剥がした後に素肌を日光に晒し、光線過敏症になってしまいました。
光線過敏症というのは、日光アレルギーとも呼ばれている、日光に対する過剰な免疫反応のことです。
通常であれば何の問題もないのですが、湿布を貼っている部分や剥がした皮膚に日光を浴びた際、さまざまな皮膚症状がごくまれに起こることがあります。
具体的には、かゆみを伴う湿疹や皮膚が赤くなる、水ぶくれが起きるなどです。
予防策としては、湿布を貼っている、または貼っていた部分をとにかく隠すことが大切です。
厚手の長袖・長ズボンはもちろん、サポーターで部分的に覆うのもありですよ!
湿布を剥がした後も、1か月ほどは薬効が少なからず皮膚に残っているので、油断は禁物!出来る限り、貼り付けたところに紫外線を浴びないようにしましょう。
ここまで書いてしまうと、なんだか怖くなって湿布を使いたくない!と思ってしまうかもしれませんね。
しかしそれは誤解です。一番怖いのは、正しく薬を理解して使わないことなのです。
その場ではわかったつもりでも、家に帰ったら医師や薬剤師の説明を忘れてしまうことってありますよね。
そういう場合は薬のパッケージや、薬局で渡されるお薬の説明書を使う前によく読んでみてください。
してはいけないこと、注意しなければいけないことを思い出すことができますよ♪
もちろん、不安を感じたら電話や来局して薬剤師に相談しても大丈夫です!
処方箋をお持ちでなくても、お近くのケミストへお薬相談に来てくださいね。