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ケミストブログ

みかんと健康生活、はじめましょう

おはようございます。冬によく食べるフルーツといえば『みかん』ですよね。

こたつでぬくぬくと温まったところで食べるとなお美味しい!……気がします。

 

実はこのみかん、最近では骨粗しょう症の軽減や血管を強くするなど、生活習慣病への効果もわかってきています。

今日はみかんに秘められた三つの要素についてご紹介します。

 

βクリプトキサンチン(ベータクリプトキサンチン)

βクリプトキサンチン(ベータクリプトキサンチン)とは、柑橘類、特に温州みかんに多く含まれているカロテノイドの一つです。

最近では、βクリプトキサンチンの血中濃度が高いと、さまざまな健康効果があると判明しました。

 

まず挙げられるのが骨粗しょう症の予防です。

βクリプトキサンチンは骨の密度を高め、骨の質も改善することがわかりました。

またヒアルロン酸合成酵素の活性化を誘発して、ヒアルロン酸の量を増やし、表皮の水分保持も高めるため美肌に有効であると示されています。

 

 

 

ヘスペリジン

みかんの果肉部分よりも、薄皮や白い筋の方にポリフェノールの一種である、ヘスペリジンが多く含まれています。

ヘスペリジンは、ビタミンCと共に毛細血管をウイルスや細菌から守り、丈夫に保つ働きがあります。

毛細血管の強化のほか、血圧上昇の抑制、中性脂肪の分解などの効果が期待されています。

動脈硬化やⅡ型糖尿病の発症リスクが低いことが判明している、生活習慣病の予防につながる成分です

 

ペクチン

ペクチンもまた、みかんの薄皮や白い筋に含まれる、食物繊維です。

腸の中の水分を調節し、便秘の改善が見込めます。

果肉だけを食べるよりも、薄皮ごと食べた方が四倍も多くのペクチンを摂ることができます。

 

ダイエットにもみかんは有効で、クエン酸という糖質を分解して燃焼させやすくする効果を持つ成分が含まれています。

みかんは水分量も多いため、空腹感を和らげて食べる回数や量を減らすことにも役立ちます。

コレステロールの吸収を抑制するなどのほか、善玉菌を増やして腸内環境を整える働きもありますよ。

 

 

豊富な栄養素を逃がさないためにも、薄皮や筋を取らずに皮をむいたら、思い切ってそのまま食べてしまいましょう!

今回は八熊店のKがお送りしました。

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