春は心ものびのび、体ものびのび!
春の日差しがぽかぽかと暖かくなり、冬の寒さからようやく解放される季節になりました。でも、朝はまだおふとんが恋しくて、「あと5分だけ…」なんて思ってしまうこともありますよね。
この時期は、木々が芽吹くことから「木の芽時(このめどき)」と呼ばれます。実は、人の体も同じように、冬の間にためこんだエネルギーを全身に巡らせる時期とされています。そのせいか、なんとなくワクワクして、外に出かけたくなることはありませんか?
これは、春のエネルギーが体の中で動き出している証拠です!
そして、春と深く関わるのが「肝(かん)」という臓器。「肝」は、体の中の「気(エネルギー)」や「血」を巡らせ、のびのびとした気持ちを保つ働きをします。ただ、この時期は「肝」の働きが活発になりすぎることもあり、エネルギーが頭にのぼって気分が不安定になることも。そんなときは、深呼吸をしてリラックスしたり、軽く体を動かしたりすると、気持ちが落ち着いてスッキリしますよ!
さらに、1日の中にも「木の芽時」に似た時間帯があります。それが朝の時間帯。昔の時間でいうと、寅の刻(午前4時頃)、卯の刻(午前6時頃)、辰の刻(午前8時頃)にあたります。とくに早朝は、夜の「陰」から昼の「陽」へと切り替わる大事なタイミングで、体のエンジンが動き出す時間です。
中国の古典『黄帝内経(こうていだいけい)』には、春の養生法として「春は少し早く起きて、楽な服装で外に出て、ゆったり歩き、のびのびと体を動かしましょう」と書かれています。おふとんの中でぬくぬくしているのも気持ちいいですが、思い切って外に出て、朝の新鮮な空気を胸いっぱい吸い込んでみませんか? ストレッチや散歩をするだけでも、気分がスッキリして、春のエネルギーを感じられるはずです!
春は、心も体も大きく変化する季節。自分の気持ちや体の変化を感じながら、のびのびと春を楽しみましょう!
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